こんにちはこんばんは。最上です。
たまーに、日本は派遣会社が多すぎる!
派遣会社はピンハネの糞業界だ!全部潰れちまえ!
みたいな感じの書き込みを見かけます。
派遣会社に親でも殺害されてしまったのでしょうか・・・
しかし、確かに派遣会社って日本には沢山ある事も事実です。
もしも 派遣会社が日本から無くなってしまったら どうなるのか?
私の小さい脳みそでその後の予想をしていこうと思います。
・その日暮らしをしている人達の生活が終わる
・面接だけでは良さを伝えられない人達が厳しい思いをする
・単純に契約社員が増えるだけ
・紹介会社が増えるだけ
・アンチ派遣会社の最も嫌いなピンハネマージンはどこにいくのか?
・まとめ
・その日暮らしをしている人達の生活が終わる
みなさんはそもそも、最底辺の人達の存在を認識していますか?
普段から小汚い恰好をしていて、まじめに仕事をするつもりがなくて、最低限のお金を得られれば良いという人達の事です。
世の中に、結構沢山います。
普段真面目に働かれている方は、そういう人達とは関わる事がないので、知らないと思います。
派遣会社で働いていると、そういう方達の面接をする事もあります。
大抵の方が「日雇い派遣」の会社に登録して、生計を立てている状況です。
私が働いているところは長期案件オンリーなのでそういう方を採用する事は出来ませんが、
日雇い派遣をしている会社であれば、働く事が出来るんです。
面接であれば絶対に受からないような、そういう人達も、日雇い派遣であれば、
10人~20人の人の中に1日だけ紛れたら良いという話なのです。
派遣先からしても、1日だけだし、まぁああいう変な人も居るでしょ。
と、その日限りだからこそ何も言いません。
派遣会社が無くなってしまったら。
まず、この人たちの働き口は完全に無くなると思っていてください。
本人が、真面目に1つのところで働こうとう意思を持っていない事
そういう人を採用しようという企業が無いだろうとう事
上記の理由から、生活保護を受けるかホームレスになるだろうと予想されます。
・面接だけでは良さを伝えられない人達が厳しい思いをする
めちゃめちゃ頑張り屋さんで、真面目な人なのに、面接では緊張してしまって何も話せないという人
居ませんか?
派遣会社が無くなってしまったら、どもり症の人とか、コミュ障の人なんかは、面接が受かりにくくなると予想されます。
派遣会社であれば、担当者が、派遣先に推薦という形で提案をする事になります。
担当者が派遣先に信用されていればいるほど、採用率が上がる訳なので、
提案スタッフのスペックが企業側の要求に追いついていなくても採用というケースが多いんです。
めちゃめちゃ頑張り屋さんだけど、第一印象が非常に悪いスタッフさんを私も何度も提案した事があります。
その度に企業担当者に、「最上さん、この人本当に大丈夫なの?」と聞かれます。
そして私は自信満々にこう答えています。
「うちで長い事実績がある人で、休まないし真面目だし、大丈夫です。
絶対に採用してください。採用しなかったらもう人の紹介しません」
ここまで言い切ります。
採用に関して、推薦者が居るというのは非常にアドバンテージになります。
もしも派遣会社がなくなってしまったら、この人たちは面接を自力勝負しなければなりません。
働いてみなければ分からないのに、第一印象で働けないという事態が増えてしまうと予想されます。
・単純に契約社員が増えるだけ
そもそも企業が派遣会社を利用するのには訳があります。
いつ何が起きるか分からない時って、2割程度を派遣社員にして、
もしもの時のリスク管理をしている訳なんです。
契約社員は自社雇用になってしまうので、他社雇用の派遣会社が使い勝手が良いという訳です。
アルバイト、パートですら一度採用してしまったら簡単に雇用を切る事は出来ません。
では派遣会社がなくなってしまったらどうなるのか?
単純に契約社員が増えるだけです。
リスク管理をしたい企業が、全ての雇用者を無期雇用で取るのはリスクしかないからです。
何割かは期間を定めた契約になるでしょう。
今まで派遣社員だった訳がごっそり契約社員になるだけです。
契約社員は一般的に1年更新という会社が多いですが、
派遣会社がなくなった場合は6か月更新とか3か月更新という形態が主流になるのではないかと思います。
・アンチ派遣会社の最も嫌いなピンハネマージンはどこにいくのか?
アンチ派遣会社の人達が最も嫌っているピンハネについて。
以前の記事でも紹介しましたが、派遣会社のマージンは、私はそんなにピンハネしているとは思っていません。。
加えて、紹介会社の紹介料ってご存じですか?
正社員を一人紹介したら、その人の予定年収の30%が 紹介会社のマージンの相場になっています。
年収300万の人を1人紹介した場合、90万円の紹介料が掛かる事になります。
上でも述べた通り、派遣会社がなくなった場合は契約社員が増えるだけだと思います。
そして、それに伴って紹介会社の数が沢山増えるだろうと予測できます。
元々派遣会社だったところは、こぞって紹介会社に変身するでしょう。
結局のところ、派遣会社が無くなったところで、
就業者の手にいくお金が増えるという事はないと予想できます。
派遣マージンは紹介手数料と変わるだけです。
・まとめ
派遣会社がなくなると、ヤバイ人達の仕事がなくなり、失業者が増える。
企業側がリスク管理の為に契約社員の数を増やす。
契約社員の契約更新期間が1年だったのが、半年、三か月が主流になる
職業紹介会社が増え、これまでの派遣マージンは紹介料に代わるだけで結局労働者の収入アップには繋がらない
個人的見解ですが、日本においては派遣会社が無くなったら不景気になるんじゃないかな?と思っています。
今まで派遣に頼っていた、企業、労働者の認識が変わり、意識が上がる可能性も多いあります。
その場合は良い変化が生まれるかと思いますが。
日本が他の国に比べて、失業者の数が少ないのって派遣会社の多さが一つの要因なんじゃないかな?と私は思っています。
派遣で無ければ働けないという人の為に、これからも頑張ろうと思います。
ではでは