こんにちはこんばんは。最上です。
コロナ問題で各企業が補償や助成金を申請する動きが活発化しておりますが、
スタッフさんにも様々な権利があるという事をご存じですか?
意外に皆さんご存じないようで、勿体ない事になっています・・・・
そこで今回は、派遣スタッフさんの権利を紹介していこうと思います。
・有給
・健康診断
・体調を崩してしまった、怪我をしてしまった
・産休、育休
・退職時の厚生年金
メジャーな物を解説していきます。
有給
有給に関しては、ここ数年で消化率は大幅に上がっているように感じるので説明不要かと思いましたが、
知らない人も居るかもしれないので記載します。
有給は、フルタイムの場合、就業から6か月で10日付与されます。
その後1年毎に11日以上の付与があります。
仕事を開始してから1年半で21日付与されるという事ですね。
1か月まるまる有給なんて事も可能。すごい制度です。
良く、悪徳雇用者が「うちは有給ないから」とか言うようですが、
必ずあります。有給は働く人全員に与えられた権利なので、退職までに使い切りましょう。
有給を使う上での注意点は3つ
1、有給を使いたい日は事前に企業のリーダーの人と担当者に相談しましょう。
ただの欠勤扱いになってしまったら嫌ですよね。前持って必ず伝えましょう。
2、年間で5日間の消化義務があるので、普段からちょくちょく使う事を心がけましょう。
3、付与されてから2年経過で消滅してしまうので、勿体無いと思うからはやはりちょくちょく消化しましょう
退職時も消化をしてから辞める事が出来るので安心してください。
悪徳業者だと有給消化前の日にちで退職届を書かせてくる場合もあるので、しっかり日数の確認をして、
有給利用の旨をしっかり伝えてから退職届を記載しましょうね。
健康診断
労働者は年に1度健康診断を受けなければなりません。
派遣スタッフの場合は、派遣会社から健康診断を斡旋する義務があります。
半分くらいは派遣先の健康診断に併せて行いますが、意外に受けていない人が多いみたいなので
気になった方は派遣会社の担当に必ず相談してください。費用も会社負担義務があります。
職種によっては年に2回受けなければならない場合もあるので、そこのところもチェックしてみると良いでしょう。
体調を崩してしまった、怪我をしてしまった時
怪我や病気で中~長期で休む事になってしまった場合。
傷病手当を受ける事が出来ます。
4日以上休む事になってしまった場合は傷病手当を貰うことが出来るので申請しておきましょう。
目安として、収入の約2/3程度手当を貰うことが出来ます。
詳しい事は
こちらから
※派遣会社の義務ではなく、あくまで本人で申請をするものなので、
傷病手当に関しては担当任せではなく、多少自分で調べて、必要用紙を準備、
派遣会社や病院に記入をしてもらいましょう。
社会保険に入っていないと受けられないので、入社して直ぐの場合は受けられない場合もあります。
産休、育休
日本は妊婦への風当たりが強いというか、扱いが非常にナイーブなので気まずくなって退職をしてしまうという
ケースが多いですが、派遣社員も産休、育休を取る事が出来ます。
産休=出産予定日の6週間前~出産後8週間
育休=育休明け~子供が一歳になるまで(2歳まで延長可能)
※社会保険に加入していないと受け取る事が出来ませんので、ここだけ気をつけましょう。
産休は誰でも取得可能です。担当者に気軽に相談しましょう。
育休に関しては権利取得に条件があります。
・入社1年以上 ・申請時に1年以上の雇用見込みがある場合
上記の場合でないと育休の取得は難しいです。
派遣社員の場合は、「一年以上の雇用見込み」の部分が要協議です、派遣元は勿論の事、派遣先にも
しっかり相談する事が必要です。
長い間派遣会社で働いていますが、育休取得は今まで体験した事がありません。(個人談)
分かりやすいページがあったので紹介しておきます
退職時の厚生年金
退職月は厚生年金が支払われていない事があります。
退職する際は退職日を末日に設定する事で退職月も社会保険を適応させる事が出来ます。
例 5月31日とか
もしも月半ばで退職する際は、社会保険を適応させたい場合は担当者に相談しましょう。
ではおさらい。
派遣社員には様々な権利があります。
・有給・健康診断・健康診断・体調を崩してしまった、怪我をしてしまった・産休、育休・退職時の厚生年金
この5つは最も身近な権利になりますので、必ず押さえておきましょう。