こんにちはこんばんは。最上です。
本日は前回に引き続き、ヤバイ人達の続編となります。
では、さっそく。
・夫婦で、もしくはカップルで一緒に働きたいという人
このケースも以外に多いんですよね。面接も一緒、見学も一緒。職場も一緒。
仕事内容は別々で構わないから、同じ会社で働きたいという希望の方が非常に多いですね。
このケースに関しては、人格的とか、人間的にとか、そういう意味でのやばさがあるわけではありません。
しかし、派遣先には非常に嫌がられるケースです。
なぜなら、欠勤する時も一緒、辞める時も一緒。だからです。。
これは困りました。
傾向としては、どちらか片方が仕事が続かないタイプで、もう片方がその面倒を看るという形で
共依存しているのかな?といった感じがします。
ちなみに私は今担当企業で夫婦で入社したスタッフさんが居ましたが、奥さんの方はほとんど来ず、2週間で辞めました^^
旦那さんも辞める気がします。
・休みが異常に多い人
休みが多い人は理由は割愛出来ますね。本当に勘弁してほしいと思っています。。。( ノД`)
まあ、こういう人の就業口を探す為に我々派遣会社が居るといっても過言ではないのですが、
派遣先からの「また?」といった飽きれ具合には、申し訳なさしかないです。。。
休む理由も様々で、体調が悪いから、親の調子が悪いから。この辺が一番多いですかね。
体調に関しては、意外に頭痛が多いんですよね。頭痛かぁ・・・・なるほどって感想しか出ません。
このタイプに関しては、共感をする事が出来ないので、心を機械にして「ソウデスカ、ワカリマシタ、オダイジニシテクダサイ」
って言うしかないです。。。
起きてから仕事にいけない程の頭痛に見舞われた事ってあります??仮にあったとしてもそんなしょっちゅうあります??
親の調子が良くないから休むって事あります??親が五体不満足の方なのかな?とか思っちゃいません???
理解をすることが出来ない事は、理解しようとしない事が大切です。
このケースは、休みの連絡が来たら、ワカリマシタ で済ませましょう。
特別篇、ヤバイけど憎めない人達
基本的に、今まで挙げてきたヤバイ人たちは、本人に悪意があるケースが多いと思っています。
しかし、中には、ナチュラルにヤバいだけで、憎めない人もいます。
そういった方には、こちらも全力で派遣先を探すという事になります。
そんな人の例を二人紹介しようと思います。
知的障碍を持った男の子T君。
T君は、話すとすぐに、障碍があると分かる男の子でした。ご家族の方から何とか仕事を見つけてほしいとお願いされて、お仕事をいくつか紹介していました。
T君は例えるなら、脳の容量が人よりも少なく、ちょっとでも難しい作業になると、頭が混乱して、フリーズしてしまうんです。
赤い商品は右に入れる。白い商品は左に入れる。といった感じの判断が出来ず、説明の段階でフリーズしてしまいます。
「ひたすら同じシールを貼る」とかそういった感じの単純作業以外できません。
どこに入社しても、派遣先に、「彼は厳しい」とすぐに切られてしまっていました。
でも、彼は多少遠くても、ちゃんと出勤はしてくるんですよね。だからこちらも希望に応えてあげたいって思うじゃないですか。
確か、8企業程働いたと思いますが、ついに、彼でも定着する会社が見つかったのです。
といっても、その企業も、普通の作業はさせられないという事で、彼専用の作業をわざわざ用意してくれたって感じです。
彼が他のヤバイ人たちと違う点は1つ、「ちゃんと出勤する」という点なのです。
どんなに作業性が悪くても、人と違っていても、ちゃんと仕事に来る人には出来る限りお仕事を紹介したいと思っています。
どもり症なのか人とコミュニケーションが取れない男の子M君
ものすごくスローモーションで動くほとんど会話ができない男の子のM君。
M君も話すとすぐに、うん、ちょっと何かしら持っているなとすぐに分かるタイプでした。
極度のどもり症なのか、ほとんど会話が出来ない状態なのですが、どうやら仕事は希望しているというのは分かるのです。
そして、彼もまた休まないタイプなんです。
ただ、動きが恐ろしくスローモーションなので、作業性の部分で他の人に遅れをとってしまいがちです。
そしてコミュニケーションも取れない。。。M君もT君同様、派遣先から「厳しい」とすぐに言われてしまいようなタイプでした。
ただ、知的な障碍があるわけではないので、普通に仕事は出来るんです!そして休まないんです!仕事を紹介しない訳にはいきません。
そして5社目くらいに、時給は高くないですが、とある製造業の部品庫での仕事を紹介した時の話。
この時も派遣先の人に「最上さん、彼ちょっと様子がおかしいよ。1か月は様子はみるけどうちでは厳しいかも。。。」
と言われてしまいました。そしてついに1か月が経とうかというところで私は企業さんに顔を出しました。
最「M君、どうすかね?」
先「どうもこうも、やっぱり厳しいよ!」
最「あぁ、、そうでしたか、、」
ああ、、やはり厳しかったか。また別のところを探さないと、、そう思っていた矢先に
先「ただね、彼休まないから、うちの他のパートさんとかが、彼を辞めさせないでくれって言うのよ」
最「え?」
先「あそこの部署ってなぜだか人が定着しなくてね、困ってたんだよ。彼はちゃんと来てくれるみたいだし、パートさん達から強く言われちゃったらしょうがないよね」
なんという事でしょう。ついに本当の意味で彼が定着する会社が現れたのです。
ちなみにそんな彼ですがかれこれ4年くらいそこで続いています。
しっかり出勤さえすれば何とかなると私は思っています。
病気とか家庭環境を理由に休む事は容易いですが、それでは社会は受け入れてはくれません。
しっかり出勤する事がどれだけ大事か、身をもって経験しました。
悪意のあるヤバイ人たちの採用は出来るだけ採用しない方が派遣元にも派遣先にも良い事だと私は思っています。
面接を通してしっかり見極めましょう。
ではでは。